✔ 男性でも事務職で働くことは可能
✔ 男性が事務職に受かるための年齢別職場選びのコツ
✔ 男性が事務職で働いた場合の年収やキャリア
男性は事務職に受からないと思っていませんか?
まず始めに、男性でも事務職に受かります。
近年では「家事や育児に積極的に携わりたい!」「ワークライフバランスを重視したい!」といった考えから事務職に就く男性も増えています。
一方で男女雇用機会均等法が成立して30年以上経過している現在でも、まだまだ事務職は女性の仕事というイメージがあるのではないでしょうか。
実際に男性が事務職に就くとなると、下記のような不安が出てきます。

「今は営業をしているが、正直向いていないと思う・・・でも今さら事務職に転職できるかな?」

「そもそも男性って事務職に受かるの?収入も心配・・・」
事務職とは
そもそも事務職とはどのような仕事をするのでしょう。
一般的に事務職の仕事内容は以下の通りです。
- データ入力
- 書類の作成や処理
- ファイリングや整理
- 電話・来客応対
- 郵便物の発送や仕分け
また一口に事務職といっても様々な職種があります。
- 一般事務
- 総務事務
- 営業事務
- 経理事務
- 法務事務
- 人事事務や労務事務
- 貿易事務
- 医療事務
- 大学事務
上記以外にも様々な職種がありますが、事務職は利益を生み出すというよりも「他の社員をサポート」するという役目を担っています。
事務職であるからには基本的なPCスキルは当然のこと、作業のスピードや周囲に対する気配りも重要です。
男性が事務職に就いた場合の年収は?
(参考:doda)
上記は事務職全般の平均年収です。
男女共に300~400万円が最も多いですが、男性の場合は400~500万円の層も厚いです。
事務職全体の平均年収(男性)は384万円となっており、貿易事務や翻訳/通訳などが上位を占めています。
ここから、男性が事務職で高収入を目指すためには専門性が必要だといえるでしょう。
男性が事務職に就くメリット
体力的な負担が減る
例えば営業だと得意先の訪問や会議など移動が多く、1日中体を動かしていることもあります。そのため帰宅する頃にはへとへと・・・という方も多いのではないでしょうか。
また付き合いや接待などでなかなか早く家に帰れないというケースも少なくありません。
一方で事務職はほとんどデスク周りから動かないことが多いため、年齢を重ねても長く働きやすいというメリットがあります。
ワークライフバランスを重視した働き方ができる
年間を通してスケジュールが決まっているため、仕事のペースに慣れてさえしまえば、プライベートもしっかりと充実させることが可能です。
繁忙期には多少の残業はありますが、終電近くまで残業をするということはほとんどありません。
そのため「趣味にもっと時間を割きたい」「家事や育児に積極的に携わりたい」という男性にピッタリの仕事だといえます。
コミュニケーションスキルが鍛えられる
事務職は一人黙々とパソコンに向かって作業をするというイメージがありますが、実際は各部署と連携しながら仕事を進めるためコミュニケーションスキルの向上が見込めます。
また電話や来客対応など仕事が重なることもあるため、スケジューリングの能力も鍛えられます。
男性が事務職に就くデメリット
人間関係が複雑になることも
事務職はほぼ毎日同じメンバーと顔を合わせて仕事を進めていきます。
家族や友人でさえも1日中同じ部屋で過ごし続けるとストレスが溜まってしまうのですから、職場はいうまでもありません。
また事務職は営業職などとは異なり評価の基準が曖昧なので、年功序列といった側面もあります。
肩こりや腰痛で悩むことがある
事務職は基本的にデスクワークなので男女問わず慢性的な肩こりや腰痛に悩まされている人が多いです。
そのため1時間に1回は軽く立ち上がってストレッチなどの運動をすることがおすすめです。
事務職はどうしても運動不足になりがちなので、ジムに通うなどして運動習慣をつけておくことで肩こりや腰痛を防ぐことができます。
また既に肩こりに悩まされている方にはマッサージがおすすめです。
年収が少なくなる可能性がある
上述したように事務職は営業職などとは異なり、営業成績などの明確な昇給基準がありません。
したがってインセンティブもないので年収が少なくなる可能性もあります。
また基本的に就業時間内で業務が終わることが多いので残業手当なども期待できないと考えておいたほうがよいでしょう。
そのため年収アップを目指すのであれば経理や人事・労務といった専門性を身につけるのが最も手っ取り早い方法だと考えられます。
男性が事務職に受かるための年齢別職場選びのコツ
ここからは、男性が事務職に受かるための年齢別職場選びのコツについて紹介していきます。
事務職で働きたいと考えている男性はできるだけ専門性の高い職種に就くことで安定した収入を得ることができます。
また事務職の中でも専門性の高い職種は「転職しやすい」「お給料UPを目指せる」というメリットもあります。
公務員
新卒から30歳くらいまでの男性の場合は、迷わず公務員をおすすめします。
特に女性が多く集まりやすい大学職員の司書などは必然的に男性が受かりやすくなるため狙い目かもしれません。
公務員の年収(参考)
(参考:平成29年4月1日地方公務員給与実態調査)
仮に30歳を超えていても社会人枠があるケースも多く、そういった場合は前職でのキャリアを活かすことができます。
公務員を目指す場合はそれなりに勉強も必要となってくるため、予備校を利用して効率よく勉強することをおすすめします。
しかし一口に公務員といっても様々な職種があり、中には残業が多い・休日出勤が多い部署も。
また市役所の窓口などは市民の応対をすることが多いですが、理不尽なクレームをつけられることもしばしばあります。
そのため、あらかじめ職種についてしっかり調べておくことが大切です。
経理事務
経理事務は主に以下の仕事を行います。
- 伝票の仕分けや処理
- 現金の出納
- 決算書類の作成補助
- 請求書発行
経理事務の年収(参考)
(参考:doda)
経理事務は専門性が高いので、ある程度社会人経験がある方にもおすすめの職種。
簿記の知識が必要とされるため、最低でも簿記3級程度の知識、可能ならば簿記2級を取得しておくことが理想です。
簿記2級の取得には一般的に半年ほど勉強期間が必要となってくるので、働きながら最短で資格を取得したいなら、資格スクエアがおすすめです。
◎スマホ・PC・タブレットがあれば隙間時間でいつでもどこでも何度でも勉強可能
◎校舎を持たず固定費や人件費を抑えているので価格が安い
◎疑問点はすぐに質問!さらに質問回数は無制限!
経理事務はある程度経験を必要とされる場合が多いので、簿記2級を取得したうえで「未経験OKの求人を中心に応募する」「前職の強みを活かせる求人に応募する」といった方法が良いでしょう。
貿易事務
貿易事務は主に以下の仕事を行います。
- 貿易書類の作成、確認
- 出荷、納入管理
- 出荷、輸送、通関等の手配
- 電話、メール応対
- 通訳、翻訳
貿易事務の年収(参考)
(参考:doda)
貿易事務は商社やメーカーなどの輸出入に関する業務を行います。
具体的な業務としては通関手配や運送便の手配、L/C、商品の納入管理などです。
パソコンスキルや輸出入に関する知識が身につくほか、企業や各部署と連絡をとり仕事を行うのでコミュニケーション能力が必要とされます。
通関士の資格を取得するなどキャリアアップを目指せるのも魅力!
また語学力も必要とされるのでTOEICなどを通じて常に英語の力を伸ばす努力も大切です。
実務で使える語学力を磨くなら圧倒的にネイティブキャンプがおすすめです。
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Webの知識を身につける
Webの知識を身につけて置くことで転職に有利に働くことがあります。
特に中小企業では事務職でもHPやWEBサイトの作成・更新など幅広く仕事を兼ねていることも多いです。
またWebの知識を極めてWebデザイナー、プログラマーを目指すことで年齢を重ねても転職をしやすくなるほか年収UPを目指せます。
Webデザイナーの年収(参考)
(参考:doda)
特に近年ではWeb上のセキュリティに関する対策が急務となっており、そちらの分野でも活躍することができます。
一方でWebデザイナー・プログラマーは残業が比較的多く体力が必要とされるので目指す場合は30代半ばまでが理想といえるでしょう。
男性が事務職に就くためには志望動機が大切!
男性が事務職に受かるためには、履歴書・志望動機が大切です。
特に異業種からの転職の場合は採用者側からすると能力が未知数であるため、履歴書にアピールポイントを入れておきましょう。
また日本ではどうしても年齢を重ねれば重ねるほど転職が難しくなります。
そんな時に履歴書が魅力的であれば面接に呼ばれる確率はグッと上がります。
やはり履歴書は面接官など第三者に見てもらうことが大切です。
「知り合いに面接官なんていない・・・」という方におすすめなのが、転職サービスの利用!
転職サービスは単に求人の紹介だけでなく、履歴書・職務経歴書の添削や面接の練習も行ってくれます。
転職サービスを利用するメリット
- 履歴書、職務経歴書の添削や面接の練習
- 非公開求人の紹介
- 面接では伝えられなかったあなたの魅力を人事にアピール
Q.男性の事務での採用は難しいの?
A.中小企業では男性の事務職の割合は少なく感じますが、公務員や税理士事務所などでは男性も活躍しているので職場選びが大切です。経理や貿易事務など専門性が高い職場がおすすめ!
Q.高卒でも男性が事務職に就くことはできるの?
A.高卒でも男性が事務職で働くことは可能です。しかしそもそも求人自体が大卒を前提としたものが多いため、高卒で事務職に就くなら公務員をおすすめします。